錦織圭 最近の不調の原因 その①

最近、錦織圭の成績が芳しくなく、心配です。
いろいろ不調の原因の噂はありますが、その一つ一つを考えてみたいと思います。

まずは、僕がいちばんの原因だと思ってること。

それは…

ズバリ、錦織圭のプレーそのものです。

錦織圭のプレースタイルは攻撃的で、いつもあわよくばエースを狙いに行きます。
もちろん他の全ての選手もここぞという時には決めに行くのは当然なのですが、
問題なのはそのコース!

クロスで打ちあっていて、さらに角度やスピードををつけてエースにする分には
何の問題もありません。

問題なのはストレート!

少し左右どちらかに振られたときにストレートを狙うと、その反対側はがらあきの
オープンコートになります。

ストレートを狙う時は、そんなに振られていないときにコートの外に逃げるような
逆クロス的なショットを打つか、完全に振られた時は、切り返されたら戻れないので、
ラインぎりぎりを狙う必要があります。

錦織の試合を見てるとわかるのですが、
そんなにチャンスでもない場面で甘めのコースでストレートに速いボールを打ち、
相手にクロスに切り返され、それがエースになる、という場面がかなり多く見られます。

ストレートというのは距離が短いのでコースが良ければエースになりますが、
切り返されると、自分のコートにできたオープンスペースを守る時間もないのです。

他のトップ選手はほとんどの選手が守りがしっかりしています。
ナダル、マレー、ジョコビッチ。
これらのトップはクロスの打ちあいで決定的なチャンスをつくります。
もちろん、ストレートのボールもラリーの間に入れますが、あくまで様子見であって、
そんなに速いボールでもなく、戻る準備も出来てるので、
相手がよほどリスクをおかしたショットを打ってこない限りは
エースをとられることはありません。

そしてここぞという決定的なチャンスを作り、ストレートだったり、クロスに決めるのです。

唯一トップの中で錦織と同じくらい攻撃的にストレートを使うと言えば、
フェデラーがいますが、
フェデラーは相手にオープンコートを攻め込まれると、ほぼ攻撃を捨てて、自分の態勢を整えるような
安全で遅いボールをよく使います。錦織と比べると、メリハリがあるというか、
「安全に返すだけ」のときと、
エースを取りにいくときではボールスピードがはっきり違います。
「安全に返す」ときは「いいコースに」とか「なるべく深く」とか余計な欲は捨てているので、
さほど集中力はいらず、そのため、本当に集中力をあげて攻撃したいとき、ギヤを上げたいときに、
グッと入り込むことが出来るのでしょう。

逆に錦織は、ほぼ決まらないようなコースに打つときでも全力で速いボールを打ったり、常に
集中してラリーをすることが多いので、勝負どころでとどめを刺しに行くようなプレーが
あまりできないのだと思います。
ストレートに速いボールを打つということはネットも高いですし、
距離も短いのでそれ相応にリスクがあるということをもっと意識したほうがいいと思います。

錦織はフルセットでの勝率が一番高い勝負強い選手だと言われていますが、
僕の考えは少し違います。
ストレートで勝てる相手にもかかわらず、とどめを刺しそこねてフルセットに持ち込まれ、
そこでなんとか集中力を振り絞って何とか勝ってきたのだと思います。
もともと勝てる相手ですから、力を発揮すれば勝てますし、
勝率は高くなります。当然です。

本当に強い相手、例えばビッグ4なんかにはフルセットまで行くことも少ないですし、
フルセットまで行ったとしてもやはり負けることの方が多いです。

今までは好調をキープできていたので何とかなってましたが、
いまではフルセットで格下と思われる選手や、負けたことのない選手に
負けることも多くなってきました。

錦織圭ももうそろそろテニス選手としても終盤ともいえる年齢です。
ここらで何か大きな改革でもないとこのまま終わってしまいそうな気さえします。

もうひと華何とか咲かせてほしいです。
マスターズ、出来ればグランドスラムを1つ勝ってほしいです!




















この記事へのコメント