全仏 2017

全仏オープンが終わったので総括を。
(まだ試合自体は続いてますが、錦織が負けたので終わり)

全仏に入るまでのクレーの大会の調子から言えば、
今回のベスト8という結果は予想を裏切るいい結果でした。

まず一回戦のコキナキス

期待の若手でこれから強敵になるであろう選手ではありますが、
試合を見る限りまだまだ荒く、大事なポイントでもミスを頻発。
故障明けで準備不足の状態なのは彼のコメントを聞くまでもなくわかりました。
その相手に対してすら、錦織はあまりいいところがなく、相手の自滅に助けられた感じの
試合でした。
ただ、こういう試合をふんばってものにしたのはやはり大きいと思います。

そして二回戦のシャルディー

一回戦とはうってかわって序盤からまずまずの出来で、
この試合は安心かなと思いましたが、やはりきました。
だいたい錦織が相手を圧倒したセットのあとは、やばいことがおきがちです。
今回はメディカルタイムアウトあけにやってきましたね。
3-0とリードして一気に行くかと思ったのもつかの間、
どんどん雲行きはあやしくなり、タイブレークへ。
この試合ではこのタイブレークを取り、
ストレートで勝利しましたが、
こういう展開から負けるのを何度見たことか…。
まあしかし、なんだかんだいっても締めるところを締めて勝ったんだし。

そして三回戦。チョン・ヒョン戦。

この試合はもう、トップ10の底力を見せたとか、
試合の要所となるポイントを取ったとかではなく、
ただただ雨に助けられた試合でした。
しかし、グランドスラムを勝つにはこういう運もとても大事なわけで、
今回の全仏は、錦織の調子さえ好調なら、ベスト4以上も狙えたのでは?と思えてしまい
それは残念でした。

ただ、今の錦織ではベスト4は狙えても、優勝は無理だろうな~と思います。
その理由の1つでもあるのが次の四回戦。

ベルダスコ戦です。

ベルダスコは34歳。ピークはもうとっくに過ぎていますが、
ナダルばりの重いボールで錦織にテニスをさせず、
6-0で第一セットを奪います。
あのファーストセットのベルダスコのテニスこそ、全仏で優勝できるプレーヤーの
テニスだと思うのです。
レッドクレーの戦いは、よくチェスのようだと言われます。
一手間違えば簡単に相手の逆襲を食らい、負けてしまうのです。
そのレッドクレーでは、ベルダスコやナダル、その他のクレーが得意な選手たちのように、
重いスピンの効いたボールで優位性を奪われないように相手を追い詰めていき、
そして、リスクの少ないショットでも決まるような状況をつくってから、とどめをさす。
そういうポイントの取り方が大半を占めるようにならなければ、
なかなか全仏を取るのは難しいでしょう。
この試合の錦織は、調子もそんなに良くなかったでしょうが、
不用意にエースを狙いに行き、そこからカウンターを食らって失点する。
そんな場面が何回もありました。
調子が最高の状態なら、それがすべてエースになるのかもしれません。
しかし、全部の試合で調子が良いなんてことはありえません。

このベルダスコ戦、ベルダスコの体力、集中力がもたなかったため、
錦織は勝ちましたが、
それが最後まで続くナダル、マレーなどに連続して勝てるとは思えません。

そして、ビッグ4の他にも、今回ベスト4に残ったティエム、
クレーのマスターズで優勝したズべレフなど錦織の下の世代が
どんどん強くなってきてる今、もう、グランドスラムタイトルを取るチャンスは、
そう長くはないと思います。

今の調子だけを見ると、もうピークは過ぎたのか?と心配になりますが、
まだまだやれると信じています。

コーチを変えて見るとか、
なにか劇的にかえるのもいいかもしれません。

はやくなんとかグランドスラム1勝を!!

ガンバレ!














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